こんにちは、整備士の佐戸です。
今回の作業は、日産セレナのスパークプラグ・イグニッションコイル交換です。
この年式の日産車に多いですが、スパークプラグ・イグニッションコイルにアクセスする為に、インテークマニホールドを取外す必要があります。
低速トルク、燃費向上を図った設計になっていますが整備をする側としては他車に比べて少々時間のかかる作業になります。
それでは早速取り掛かります。
まずは、エンジンカバーを取外して、エンジン本体にアクセスしていきます。
写真ではすでにインテークマニホールドが取外してありますが、ボルトナットを10本近く外し、エンジンルーム内の配線に気を配りながら外していきます。
プラグ・イグニッションコイルの交換に入る前ににEGR・インテークにマスキング等でゴミが入らないように塞いでおきます。
新旧の部品を並べて写真を撮りました。
近年のプラグは非常に性能が向上していて、20万キロメンテナンスフリーとされている車両もありますが、やはり、10年10万キロ(乗り方にもよりますが、、、)で交換したほうがいいかと思います。
プラグも徐々に劣化し、その劣化と比例してイグニッションコイルへ掛かる負荷が大きくなっていきます。
プラグに比べ、イグニッションコイルは高額になるのでプラグ交換で済ませられれば結果として、ランニングコストも低く抑えられます。
インテークマニホールドを脱着するので、ガスケットを交換していきます。
空気の流れ・液体などを管理する部品に関してのガスケットは脱着が必要な場合、交換します。
ガスケットは潰れながら部品同士の密着度を高めているので、一旦使用して潰れたガスケットは密着度を確保できないので今回のように新品に交換します。
残りはプラグ・イグニッションコイルを交換、外した部品を元に戻して作業終了です。
当店では、異音・エンジン不調等の一般整備もお受け出来ますのでお気軽にご相談ください。
それでは、良いドライブを。