こんにちは!
整備士の佐戸です。
気温が35℃を超えると、具合が悪くなる車両が非常に増えてきており、
お陰様で修理のご用命を多く頂き、忙しくさせて頂いております!
その中で猛暑が続くこの時期に多発している、エアコン不調修理の1例をお伝えしたいと思います。
ご入庫のきっかけは、冷たい風が出てこないので点検して欲しいとの事でご連絡を頂きました。
症状を確認すると、吹出し口から25℃程の風しか出てきていない状態でした。
エアコンの圧力を点検する機械に接続して、エアコンのガス量、圧力を点検すると、
結果として、ガス量は正常で圧力が低下していました。
症状と点検結果を鑑み、エアコンのコンプレッサー交換をご提案させて頂き、
また、ラジエータファンの回転数が低下していたので併せてお見積に入れてご提案致しました。
お見積にご納得頂いたので、修理に移ります。
コンプレッサー、ラジエータにアクセスしやすくなるようにフロントバンパーを取り外します。
左右フロントホイールハウス内、バンパー下側のクリップを取りバンパーを車両から切り離します。
バンパーを取外すとエアコンのコンプレッサーが良く見えます。
コンプレッサをエンジンに固定しているボルトを2本、エアコンガスの高圧側、
低圧側の配管を取外せばコンプレッサが取外せます。
配管を取る前と取った後の写真です。
エアコンのガスが漏れ出ないように、配管のゴムパッキンも変えておきます。
配管のパッキンを交換し終えたら、新しいコンプレッサを取付けて
ボルトで配管・コンプレッサを固定していきます。
固定し終えましたら、コンプレッサベルトをプーリーに掛けてテンションを調整します。
調整が完了すれば、ラジエターのファンを交換してバンパーを装着します。
最後に規定量のエアコンガス、エアコンオイルを補充すれば作業完了です。
年々、気温が上昇しており車両の寿命も長くなってきているので
エアコンやオルタネーター等の補器類の不調が原因でご入庫の事案が増えてきています。
日頃のメンテナンスや、万が一のトラブル、お困り事がございましたら金澤石油までご連絡ください。
お電話だけでも大丈夫ですので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、よいカーライフを。